甲状腺検査
甲状腺検査

「最近疲れやすいが、何科を受診すればいいかわからない」
甲状腺の病気は、初期段階ではほとんど症状がないか、更年期障害や自律神経失調症と間違われやすいため、自覚症状がない状態で検査を受けることが非常に重要です。特に甲状腺の機能異常やしこり(腫瘍)は、血液検査やエコー検査で簡単に見つけることができます。
甲状腺検査は、自覚症状がなくても「スクリーニング」として受ける価値がありますが、特に以下のような方は、積極的に甲状腺検査を受診することをおすすめします。
甲状腺の病気の診断は、主に「血液検査」と「超音波(エコー)検査」の2つを組み合わせることで、『ホルモンの異常(機能)』と『しこりの有無(形態)』の両面から多角的に評価でき、高い精度で診断することが可能です。
甲状腺の**機能異常(ホルモンの過剰または不足)**を見つけるための、診断の基礎となる検査です。
| 検査項目 | わかること |
|---|---|
| 甲状腺ホルモン(FT4, FT3) | 現在、甲状腺から分泌されている血液中を流れている「活動中のホルモン」の量です |
| 甲状腺刺激ホルモン(TSH) | 脳(下垂体)から甲状腺へ送られる指令ホルモン。 甲状腺の状態を最も敏感に反映するため、スクリーニングにおいて最重要の項目です。 |
| 抗体検査(TRAb, TPOAbなど) | 自分の甲状腺を攻撃してしまう「自己抗体」の有無を調べます。これにより、バセドウ病や橋本病といった原因を特定します。 |
重要性:特に抗体検査は、ホルモン値がまだ正常な「潜在性」の段階でも、将来発症するリスクを判断するために不可欠です。
甲状腺の形状異常やしこり(腫瘍)を見つける検査です。
痛みや被曝の心配は一切ありません。
エコー検査で悪性の可能性が高い「しこり」が見つかった場合、その確定診断のために行う精密検査です。
専門的な甲状腺検査を受けることで、以下の主要な疾患を早期に発見・診断できます。
甲状腺検査は、疾患の早期発見と安心のために、非常にコストパフォーマンスが高い検査と言えます。
当院では外部検査機関を利用しているため、詳細な血液検査の結果が出るまでに数日いただきます。エコー検査の結果は、その場で医師と一緒にモニターを見ながらご確認いただけます。
| 項目 | 費用目安(3割負担) | 所要時間 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 血液検査(ホルモン・抗体) | 数千円程度 | 当日確認の場合45~60分 | 検査項目によって、外部検査機関を利用するため、詳細な血液検査の結果が出るまでに数日いただきます。 |
| 超音波(エコー)検査 | 1,500円〜2,000円 | 10〜15分 | エコー検査の結果は、当日、医師と一緒にモニターを見ながらご確認いただけます。 |
| 診察料 | 初診時:約3,000円 | ー | ー |
※穿刺吸引細胞診が必要な場合は別途費用がかかりますが、緊急性が高いため保険適用となります。詳細な費用については、受診時にご確認ください。
「なんとなく疲れている」「年だから仕方ない」と放置されている症状の裏には、甲状腺の機能異常が潜んでいることが非常に多くあります。
甲状腺の病気は、適切な治療薬を内服したり、しこりを早期に発見したりするだけで、生活の質(QOL)を大きく改善することができます。特に女性にとっては、妊娠や出産を安全に行うためにも、ご自身の甲状腺の状態を正確に知っておくことが大切です。
インターネットで症状を検索し続けるよりも、専門のクリニックで検査を受けることが、不安を解消する最も早い道です。
当院では、甲状腺疾患の専門知識と豊富な経験を持つ医師が、高精度の超音波機器を用いて、わずかな変化も見逃さない丁寧な検査を行っております。
血液検査とエコー検査を組み合わせることで、「機能の異常」と「形の異常(しこり)」の両方を一度にチェックし、その日のうちに検査結果の一部と今後の治療方針をご説明することが可能です。
健康診断で要精査と言われた方、ご自身の体調不良の原因がわからない方は、どうぞ安心してご来院ください。正確な診断を通じて、あなたの健康と安心をサポートいたします。